40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで
実は樹さんに、ダイエットをしていることは黙っている。
ダイエットを始めたばかりの時期に、樹さんとカフェに行った時のことだ。
それまでは、樹さんの前で普通に可愛くて甘いケーキやお砂糖とミルクたっぷりのロイヤルミルクティーなど、大量のカロリーを接種していた。
ついでに言うと……夜中にそれをやると、朝は確実に胸焼けコースだ。
そんな私が、急にノンカロリーのアイスティーとサラダしか注文しなくなったので
「体調悪い?」
と、樹さんに真顔で心配された。
その時は素直に
「ちょっと、ダイエットでもしようかなと思って……」
と答えたのだが
「健康診断、引っかかった?」
「……はい?」
最初私は、本気で空耳だと思った。
けれども……。
「何か肝臓の数値引っかかった?」
「え?」
「それとも肝臓?血液?尿?」
「ええっ!?」
樹さんは医者。
それも、テレビに何度も出るような。
だからなのだろうか。
「検査結果、俺にも見せて」
と、執拗に私の健康状態を気にしてくる。
その結果、私は次のカフェデートにて、自分の体重がありありと書かれている診断結果の紙を樹さんに提出する羽目になった。
ダイエットを始めたばかりの時期に、樹さんとカフェに行った時のことだ。
それまでは、樹さんの前で普通に可愛くて甘いケーキやお砂糖とミルクたっぷりのロイヤルミルクティーなど、大量のカロリーを接種していた。
ついでに言うと……夜中にそれをやると、朝は確実に胸焼けコースだ。
そんな私が、急にノンカロリーのアイスティーとサラダしか注文しなくなったので
「体調悪い?」
と、樹さんに真顔で心配された。
その時は素直に
「ちょっと、ダイエットでもしようかなと思って……」
と答えたのだが
「健康診断、引っかかった?」
「……はい?」
最初私は、本気で空耳だと思った。
けれども……。
「何か肝臓の数値引っかかった?」
「え?」
「それとも肝臓?血液?尿?」
「ええっ!?」
樹さんは医者。
それも、テレビに何度も出るような。
だからなのだろうか。
「検査結果、俺にも見せて」
と、執拗に私の健康状態を気にしてくる。
その結果、私は次のカフェデートにて、自分の体重がありありと書かれている診断結果の紙を樹さんに提出する羽目になった。