宝物 番外編付き
私と蓮さんは、車に乗り込んだ。

「くるみ、俺の家族はどう?やってけそう?」

「はい、お婆さまとお義母さんともお話しましたが、とても優しく接して下さいました。」

「良かった〜。 婚約式というか結納までも短い期間になっちゃってゴメンな〜」

「ふふふ。大丈夫ですよ。」

「爺ちゃんにも言われたけど、これから婚約指輪を買いに行くぞ!
結婚指輪も予約しよう!」

「はい。 ふふふ蓮さんって……、実はセッカチなんですね。ふふふ。」

「くるみに関してのみだぞ!逃げられたら困るからさ〜!」

「ハハハ。もう、逃げられないですよ〜」
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