宝物 番外編付き
手を繋いで歩き出した私たち…

「くるみ、今日は少し遅くなったしくるみの手料理は明日にしてさ、今日は何か食べて帰ろうか。」

「はい。すみません。
私も今日は、ちょっと疲れちゃった…」

「そこのお寿司屋さんが、美味いけどお寿司でも大丈夫?」

「はい。お寿司は大好きです。
クルクル回るお寿司屋さんも大好きです!」

「ハハハ! 了解! じゃあ今日はそこに入ろうか。
以前接待で使った事があるんだけど、いい店なんだよ。」


お店ののれんをくぐり店内へ。
いかにも高級そうなお店だ。

お座敷へ案内され、ノンアルコールのビールで乾杯し、おまかせのコースの寿司懐石を食べる。

蓮さんが言ったように、どれも美味しい。

「ククク。くるみはやっぱりまたニコニコしながら食べてる…ククク。」

「だって〜凄く美味しいから〜」
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