宝物 番外編付き
「あの…美香さん…って、もしかして〜 モデルのMIKAさんですか?」

「え? うん。そうよ。蓮君から聞いてない?」

「え〜!! やっぱり! スゴイ!!坂田主任!! 本物だ〜。ねえ、蓮さん。」

「くるみ、落ち着け。 美香ちゃんのファンなのか?」

「はい! 高校生の頃からMIKAさんの載ってるファション雑誌買ってますから!……
あ、すみません。 つい、興奮して…」

「ハハハ! くるみちゃん最高〜!光からは《フワフワちゃん》を生み出したデザイナーって聞いてたから…
私のファンでいてくれてありがとう!
これからは、友達として連絡先を交換しようね」

「はい! お願いします。」

「ランチ頼もうぜ!」と坂田主任は蓮さんに声をかけた。

くるみは、目の前に憧れのモデルさんが喋っているのが不思議な感じで、ほわ〜と してると…


「くるみ、どうした? 飲み物はどうする?」

「へ? あ、オレンジジュースで。」

蓮がカフェの店員さんに、注文をした。


「栗原。お前が美香のファンだったとは知らなかったわ」


「すみません。美香さんに見惚れてました…」

「くるみちゃんって、可愛い子なのね〜 会社でくるみちゃんの事好きな男性社員がたくさんいそう〜!」
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