宝物 番外編付き
「蓮さん、あのね〜 さっき坂田主任も言ってたけど、もし、
その〜
結婚したら会社を辞めても良いかなぁ?」

「もちろん!やっぱり周りもやりずらいかもな。そうしよう。 
それにきっと、赤ちゃんがすぐできるだろうし…
俺はさ、子どもが小さいうちはお母さんと一緒がいいと思うし…
まだ先の話だけど…

くるみに頼みがあるんだけど! 
俺さ〜一人っ子だったから子どもはたくさん欲しいんだよ〜 どう?」

「うん。私も一人っ子だから、3人くらいは欲しいな!」

「よし! 3人だな!任せておいて!
頑張るからさ! ハハハ!」

「蓮さんったら……。」

食事のあとは、食洗機を使ってみた。
ラク〜! 

蓮さんと、リビングでコーヒーを飲みながら、明日からの会社では今まで通りにする事や菊池君に警戒する事を話をしてたら、
21時を過ぎていた。

「蓮さん、今日はもう帰ります。」

「そうだな。くるみ…」蓮さんは両腕を広げた。
私はすんなりと蓮さんの腕に包まれ、抱きしめた。

「婚約者になったら、週末はお泊まりしてよ」

「うん…」

「今日は、何もしないけど、次は覚悟してよ」

くるみは、頷いた。


「よし、送ってく! くるみのお婆ちゃんも心配するだろうし。」
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