宝物 番外編付き
「お2人には俺の正体も明かした上でお願いがあるんですが……
これは確かな情報なんです。

菊池がくるみの事をサヤマの重役のお嬢様と勘違いしてるみたいでくるみと結婚して出世を企んでいるようなんです。」

「え〜、くるみちゃんがお嬢様?」

「確かにくるみのお爺さんは、サヤマで専務をしていましたが、今はもう亡くなってらっしゃるんです。
そこで、お2人にミッションがあります。

山本さんと小野さんには、菊池がくるみにちょっかいを出すのを阻止してもらいたいんです。
俺とくるみの正式な婚約発表は年末のサヤマの創立パーティーなので…」


山本、小野は真剣な表情になり
「わかったわ!くるみちゃんを私たちで守るから安心して! ね〜!」

「まさか、主任が…サヤマの御曹司…」と山本は蓮を見つめ

「サヤマへ移動したら、なかなか会えない重役…」と小野も蓮を見た。

「ハハハ!ハハハ。」と蓮は大笑いし、

くるみは2人に「宜しくお願いします。」と頭を下げた。

山本と小野は大きく頷いた。
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