宝物 番外編付き
2時過ぎに小野さんが娘さんを連れてお見舞いに来てくれた。
「くるみちゃん……。心配したよ〜」
小野さんは、ポロポロ泣き出した。
娘の桃ちゃん(3)が
「ママ、痛いの?」
「大丈夫よ。桃。
ママね、くるみお姉ちゃんと会えなかったから会えて、嬉しくて泣いちゃった。」
「ママ。ヨシヨシ……」
「小野さん、俺、桃ちゃんと公園で遊んでくるからくるみとゆっくり話しして下さい。」
「すみません…お願いします。
あ、先にオシッコさせますね。
桃、トイレ行ってチ〜したら、お兄さんが公園で遊んでくれるって!」
「うん! チ〜する! ブランコする!」
トイレを済ませた桃ちゃんは、蓮さんと手を繋ぎ出かけて行った。
「くるみちゃん…。本当にビックリしたわお婆ちゃん…亡くなったの辛かったね。」
「ハイ…。まさかこんな事になるなんて思ってもいませんでした。
友達の美容院に、お婆ちゃんのメロンパンを差し入れして、スーパー銭湯へ行く途中の信号待ちに……
車が突っ込んでくるとは思わなかったです。
でもね、小野さん。この前お婆ちゃんとお爺ちゃんと両親がニコニコしながら手を振ってる夢をみたんです。
お婆ちゃんは 迷子にならずみんなに会えたよ!って。
天国に行った報告があったんです。」
「……」涙が止まらない小野。
「くるみちゃん……。心配したよ〜」
小野さんは、ポロポロ泣き出した。
娘の桃ちゃん(3)が
「ママ、痛いの?」
「大丈夫よ。桃。
ママね、くるみお姉ちゃんと会えなかったから会えて、嬉しくて泣いちゃった。」
「ママ。ヨシヨシ……」
「小野さん、俺、桃ちゃんと公園で遊んでくるからくるみとゆっくり話しして下さい。」
「すみません…お願いします。
あ、先にオシッコさせますね。
桃、トイレ行ってチ〜したら、お兄さんが公園で遊んでくれるって!」
「うん! チ〜する! ブランコする!」
トイレを済ませた桃ちゃんは、蓮さんと手を繋ぎ出かけて行った。
「くるみちゃん…。本当にビックリしたわお婆ちゃん…亡くなったの辛かったね。」
「ハイ…。まさかこんな事になるなんて思ってもいませんでした。
友達の美容院に、お婆ちゃんのメロンパンを差し入れして、スーパー銭湯へ行く途中の信号待ちに……
車が突っ込んでくるとは思わなかったです。
でもね、小野さん。この前お婆ちゃんとお爺ちゃんと両親がニコニコしながら手を振ってる夢をみたんです。
お婆ちゃんは 迷子にならずみんなに会えたよ!って。
天国に行った報告があったんです。」
「……」涙が止まらない小野。