宝物 番外編付き
高木麗花 谷口祐太郎
蓮さんが帰ったのに、
コンコン。
「はい。どうぞ」
「こんばんは。栗原 くるみさん。」と蓮さんの秘書をしている谷口さんが入って来た。
「アレ? 谷口さん?どうなさったんですか?」
「今日は、副社長の奥様に相応しい方をお連れしました。」
「え?」
「麗花さん。どうぞ」と谷口がドアの方に声をかけると
「こんばんは! はじめまして。私、高木麗花と申します。
蓮さんからお聞きになってるかしら〜
私ね、昭和銀行の頭取の娘なのよ〜
あなたは蓮さんが今、新しい野菜工場の資金繰りに困ってるのはご存知かしら?
あと、10億足りないらしいのよ〜父は、私と蓮さんが結婚するなら、銀行からの融資を都合つけてくれる約束なのよ。
サヤマの会長も社長もOKなのに、蓮さんだけが反対なのよね〜あなたに義理だてしてるみたいで〜」
「それで、私にどのようなお話でしょうか?」
「蓮さんがこの野菜工場を成功させなければ、サヤマ自体倒産すると思うのよ?
私が妻になれば、仕事でも家庭でも良いパートナーになるのよ〜
あなた、先日唯一の家族だったお婆様が亡くなったのよね。
あなたみたいな、後ろ盾もないデザイナーは蓮さんのパートナーに相応しくないのよ!
だから〜!あなたは、蓮さんの前から消えて!
そうねぇ、交通事故で怪我もしてるから12月10日まで待ってあげる!
良い! 12月10日以降もチョロチョロしてたら、サヤマの1番の取引銀行である 昭和銀行は手を引く事に
なるわよ! わかった!」
「会長も…社長も」
「はい。私が今まで昭和銀行との円滑な取引になるよう高木頭取に頼んでましたからあなたでは、全てにおいて、サヤマの邪魔な存在なんです。
重役の方々も麗花様との結婚を望まれております。さあ、麗花様、帰りましょう。」
「いい! 12月10日よ! みなしごさん!ハハハ!ハハハ。」
コンコン。
「はい。どうぞ」
「こんばんは。栗原 くるみさん。」と蓮さんの秘書をしている谷口さんが入って来た。
「アレ? 谷口さん?どうなさったんですか?」
「今日は、副社長の奥様に相応しい方をお連れしました。」
「え?」
「麗花さん。どうぞ」と谷口がドアの方に声をかけると
「こんばんは! はじめまして。私、高木麗花と申します。
蓮さんからお聞きになってるかしら〜
私ね、昭和銀行の頭取の娘なのよ〜
あなたは蓮さんが今、新しい野菜工場の資金繰りに困ってるのはご存知かしら?
あと、10億足りないらしいのよ〜父は、私と蓮さんが結婚するなら、銀行からの融資を都合つけてくれる約束なのよ。
サヤマの会長も社長もOKなのに、蓮さんだけが反対なのよね〜あなたに義理だてしてるみたいで〜」
「それで、私にどのようなお話でしょうか?」
「蓮さんがこの野菜工場を成功させなければ、サヤマ自体倒産すると思うのよ?
私が妻になれば、仕事でも家庭でも良いパートナーになるのよ〜
あなた、先日唯一の家族だったお婆様が亡くなったのよね。
あなたみたいな、後ろ盾もないデザイナーは蓮さんのパートナーに相応しくないのよ!
だから〜!あなたは、蓮さんの前から消えて!
そうねぇ、交通事故で怪我もしてるから12月10日まで待ってあげる!
良い! 12月10日以降もチョロチョロしてたら、サヤマの1番の取引銀行である 昭和銀行は手を引く事に
なるわよ! わかった!」
「会長も…社長も」
「はい。私が今まで昭和銀行との円滑な取引になるよう高木頭取に頼んでましたからあなたでは、全てにおいて、サヤマの邪魔な存在なんです。
重役の方々も麗花様との結婚を望まれております。さあ、麗花様、帰りましょう。」
「いい! 12月10日よ! みなしごさん!ハハハ!ハハハ。」