宝物 番外編付き
「お母さん。野菜工場って、会社の保養所を潰して建設するんですよね〜。缶詰工場は?」

「おじいさんの話しだと、駐車場だった場所らしいわ〜」

「資金は…」

「何だか大変みたい。缶詰工場がね」

「資金が調達できないと、本体のサヤマにもかなりのダメージがあるって慶一郎さんが言ってたから…」

「ハハハ! ナンダかんだとやるでしょう。
多分。上手くいくわよ! そう願いましょう」

「はい。」

「ねぇ、このケーキね、有名な北海道のケーキ屋さんのなんだって!
お友達がね、スマホでも買えるって言うから教えてもらって買ってみたのよ〜。

写真を見ていたら、どれも美味しそうだから…ついつい、5個も買っちゃって……」

「え! ホールケーキを5個?!!」

「うん。冷凍庫がケーキだらけなの。
だから、おやつの時間は、毎日ケーキよ!
ゴメンね〜」

「クスクス。クスクス。みわお婆さま〜ふふふ。日替わりケーキ楽しみにしてます!」

「おじいさんが冷凍庫を もし見たら…
また叱られちゃうわ〜 だから内緒よ!
な、い、しょ! ね!」

ハハハ!ハハハ!と またまた大笑い。

みわお婆さまは、可愛らしい人だ。
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