宝物 番外編付き
私が気配を感じて振り向くと蓮さんはニコニコしながら
「可愛いTシャツになりそうだな!
Tシャツにプリントしてくれるお店あった?」

「うん。画材店で布用の絵の具のコーナーにポスターがあってね、お店も画材店の近くみたいなんだ〜。
プリントTシャツは、1枚、3000円。
枚数が多いと割安になるらしいけどね〜

桃ちゃんが気に入ってくれると嬉しいなあ」

「小野さんが、ビックリするだろうなぁ。
桃ちゃん専用 フワフワちゃんTシャツ!
でもさ、さっき言ってた新キャラは桃ちゃんでいいと思うよ?
このTシャツは小野桃ちゃんだけど、モモちゃんは小野桃ちゃんをもっとアニメ的というかマンガ的にすればさ〜
小野さんも喜ぶと思うけどな。」

「う…ん。 まあ、絵本の5パターンはまだ時間があるから、小野桃ちゃんを新キャラ風にデザインしてみるね!」

「くるみ…、
もう23時だから風呂入って寝た方が良いよ。
明日は、丸川弁護士事務所へ行くんだろ?」

「わぁ本当だ! もう23時! 
お風呂入って寝ますね。ありがとう蓮さん」

「俺は、くるみが上がってくるまで、書類確認あるから待ってるな。」

「うん。 ゴメンね。」

バタバタと、スケッチブックを片付けてから浴室へ向かった。

蓮は、クスクス笑いながら書類確認をした。
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