宝物 番外編付き
「お婆ちゃんも竜太さんも、自分を犠牲にしてまでも守ってくれたんだね。
ゔ… ゔ〜! お婆ちゃん!!」

「竜太!! ゔ〜なんで!なんで!くるみ! くるみ… うわ〜ん!!」

五月ちゃんは、自分を責め続けていた。

身体も心も傷だらけになっていた……
私たちは、大泣きをして抱き合った。

あの瞬間を共有した者同士。

お互いがお互いを慰めたんだと思う。

私が、五月ちゃんの背中をトントンしてた。
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