宝物 番外編付き
慶一郎と蓮は、別室で支店長さんと担当者に改めてお礼をした。

「本当にありがとうございます。」

支店長は
「いやいや、頭取の決定ですし
大口取引の大平不動産と繋がりや会長さんがこの町の出身とは存じ上げず、大変申し訳ございません。」

「いえいえ。父の代に保養所の改築に融資していただいた以来ですし…

今後は、メインバンクとして永いお付き合いになると思いますので、よろしくお願いします」

「こちらこそ、宜しくお願いします。」

担当者が
「では、社長。こちらの書類をお願いします」

「では、週明けに支店へ書類を持って伺います。」

「はい。お待ち致しております。」

借り換えは、順調に進んだ。
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