宝物 番外編付き
「栗原さんは、次の時間は、実車ですか?」

「うん! 2時間分取ったの〜人の倍努力しないとダメなんだ〜
でも、教官が優しいお爺ちゃん先生だから安心なんだ!」


「あ! もしかして 7号車の新井先生?
本試験はみんな1パツ合格するっていう、有名な先生ですよ!」

「え〜、どうしよう。私のせいで記録更新が出来ないかもしれない〜。う……」

「大丈夫です!先生の言う通り頑張れば。
あ、そろそろ行きましょう。」


「岩本さんは、何号車?」

「2号車ですよ!」

「お互い、頑張りましょうね!」

ニコニコしながら、外に止まっている予約済みの号車に乗り込んだ。
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