宝物 番外編付き
美容室を出て、雑貨屋さんに少し眺めてみる。

可愛いエプロンがありカゴに入れる。

愛用のフランス製のハンドクリームもカゴへ五月も来るのでラベンダーの入浴剤も買う。

お会計を済ませてからマンションの近くのスーパーで材料を買い。
帰宅したくるみ。

洗面所の鏡に映る自分がショートヘアーなので少し幼く感じた。 
でも似合ってると思う。
五月ちゃんはまた 腕を上げたと思った。


夕飯の支度をしていると お婆ちゃんが賑やかに帰宅した。

「くるみ〜 ただいま〜!楽しかった〜 メロンパンも好評だった!」

「おかえり〜。お婆ちゃん。山田さんのおばさんや、丸川さんのおばさんは元気だった?」

「うん!みんな元気だったよ。手を洗ってくるね」

キッチンに入ってきたサキはくるみの髪型をみて

「くるみ、似合う! 
ショートだと元気な感じで良いわ〜!五月ちゃんも元気だった?」

「うん! あのね、急なんだけど五月が仕事終わったら、ウチに来るの。
ちょっと、話しがしたくて……」

「そうなの? お泊まりする?」

「うん。」

「じゃあ、お婆ちゃんは早めに寝るから。
明日は、お芝居だし〜」

「うん。」
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