宝物 番外編付き
主任にコーヒーを持って行ってから自席に戻りバックの中の携帯をチェックした。
着信の表示があった。
ドキドキしながら真山主任の番号を登録を、仕事をし始めた。


お昼休みに 同期の伊藤 亜矢ちゃんが
「くるみちゃん、久しぶりにランチ行こう。」

と、誘ってくれたので近くのそば屋さんに行く事にした。

亜矢ちゃんは、ざるそばだけ…

「亜矢ちゃん、夕方まで足りるの?」

「忙しくて、最近、毎日残業だから夕方にコンビニおにぎり食べるのよ。
胃腸の調子も悪いから、ざるそば食べたくて」

「経理部は、大変そうだもんね。あまり、無理し過ぎないでね。」

「うん。ありがとう。くるみちゃん…
あのね、ちょっと言いにくいんだけど…
この前ね、菊池くんからメールがきてね、
くるみちゃんの事をアレコレ質問されたの…」

「え! 菊池君が私の事を?」

「う…ん、 家はどこか知ってる?とか…。
1人暮らし?とか…。
個人情報だし、本人に直接聞いてって返信しておいたからね!」

「うん。ありがとう。」

「あのね〜、こんな事くるみちゃんにしか言えないんだけど…
菊池君さ〜
営業部の先輩と経理部の先輩と3人でよく合コンしてるみたいで……
私、この前、休憩室に入ろうとした時に聞いちゃったんだけど……
3人で、誰が一番女の子をお持ち帰りしたか自慢し合ってたのよ!

もう! サイテ〜! だと思わない?
だから私は、菊池君とは距離をとるつもり!」

「ウワサは本当なんだ〜」

「ウワサ?」

「菊池君は、女遊びが激しいらしい…って」

「その通りだよ! 
お互い餌食にならないように気をつけよう!」

「うん。」
< 50 / 435 >

この作品をシェア

pagetop