宝物 番外編付き
くるみの決意
主任からメールがきてから私はお婆ちゃんに話してみようと考えていた。

お婆ちゃんは、明日もフラダンス教室にパンを持って行くと言って、パンを仕込んでいる。

部屋からキッチンに向かうくるみ。

「お婆ちゃん、ちょっと手が空いたら話しがあるんだけど…」

「ん? 何〜? 少し待ってくれる?」

「うん。」

サキが粉だらけの手を洗いダイニングテーブルへ座った。

「どうしたの? くるみ」
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