宝物 番外編付き
「多分、会長さんは賛成間違いないと思う。」
「どうして?」
「会長さんはね、毎年お父さんの命日にウチへお参りに来て下さっててね、
必ずくるみの進路や就活の時も質問してたから、蓮くんの味方だと思うわ。
会長が認めてるから、必ずうまくいくわ!」
「だといいけど…」
「くるみ、
完璧じゃあなくても いいじゃない?
全て受け入れたら、楽よ〜。ハハハ!」
「うん。お婆ちゃんに話したら、悩むより、行動してみようかなぁ〜」
「そうだ! 頑張れ! くるみ!」
「ありがとう、お婆ちゃん」
「あ〜、嬉しいな! 蓮くんならお婆ちゃんも大賛成よ!
あと〜、蓮くんを早めにウチに連れてきてね」
「気が早いよ〜」
2人でハハハと大笑い。
お婆ちゃんは、とても嬉しそうだった。