宝物 番外編付き
蓮は、ふむ〜とアゴに手を当てて考えている…

「まず、家族だけど多分大丈夫。
爺ちゃんが最大の味方だから!
俺を支えてくれる奥さんの件は……
俺としては、家に帰ったらいつもニコニコしていてくれれば、元気100倍チャージされるから問題ないかなぁ〜。」


「へ? お爺ちゃんって…会長さん?…
いつもニコニコで大丈夫?……
主任! 結婚ですよ?
本当に私でいいんですか?」

蓮はうんうん 頷いた!

「じゃあ、栗原さん!
俺の彼女になってくれるんだね?
彼女っていっても、すぐに婚約者だからね!」

「はい。よろしくお願いします。」

「ヤッタ! ありがとう!
一生大切にするからな! くるみ!
こうしちゃいられない…
くるみ、行くぞ!」

「え? どこへ…」

「くるみのお婆ちゃんに挨拶させてもらう。」

「へ? お婆ちゃんに〜!」

「くるみ、お婆ちゃんにこれから行っていいか電話してくれる?」

レストランの出口まで引っ張られたくるみ。
蓮は、お会計をしたので、くるみは外に出てお婆ちゃんに電話した。

「もしもし〜くるみ? どうしたの?」

「蓮さんにお返事したら、蓮さんがお婆ちゃんに挨拶したいから、これからマンションへ2人で行っても大丈夫?」

「きゃっ〜! じゃあ、お付き合いするのね」

「うん……」

「大丈夫よ! 待ってるからね。じゃあね〜」
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