宝物 番外編付き

「あのさ、ちょっと恥ずかしいけど光にメールしていいかなぁ〜
アイツにも、長い間心配かけたから…」

くるみは、頷いた。

蓮さんはニコニコしながら、メールを打って送信した。
すると、すぐに返信がきたようで…

「くるみ… 光がさ〜、
日曜日に光と彼女の美香ちゃんと4人でランチしないか? って言うんだけど…」

「え? はい…予定はありません。
でも…なんか戸惑うな。」

「ゴメン。普段は上司だもんなぁ〜
でも自慢したいから、行こう! な?」

「はい!」

また 蓮さんはニコニコしてメールした。
すぐに返信がきた。 はやっ!

「11時に、俺のマンション近くのカフェだって。

じゃあ10時にくるみのマンションへ迎えに行くからな」

「蓮さんのマンション近くなら、私が…」

「途中で何かあったらイヤだから俺が迎えに行くよ。 支度して待ってて〜」

「じゃあ、お言葉に甘えて…お願いします。」

蓮さんはニコニコして、頷いた。
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