宝物 番外編付き
その後、お婆ちゃんに会長宅へ行くワンピースや、バックを選んでもらい、
お風呂に入って布団に入ってもなかなか寝付けなかったくるみ。

朝、パンの焼く匂いで目が覚めた。

「おはよう、お婆ちゃん。いい匂い。」

「おはよう! くるみ。
朝食用に、ロールパンも焼いたからもう少し待ってね〜」

「うん。ありがとう。顔洗ってくるね。」

「パンと目玉焼きとサラダだよ〜」

「は〜い」
洗面所から戻ると、パンが焼けたいい匂いとダイニングテーブルには朝食が準備されていた。

コーヒーを持ってきてくれたお婆ちゃんと朝食を食べる。

「お婆ちゃん。今日もたくさん焼いたんだね」

「うん。今日は、丸川さんちに行く予定なの。
この前、丸川さんちでもメロンパンが好評だったからさ!ふふふ。
張り切っちゃった〜

あとさ、夕飯も友達と食べる予定だからくるみは、蓮君と食べてきてね!」

「えー? そうなの? わかった。
あ、そうだ!
明日のランチは、蓮さんの親友で〜
私の直属の上司の坂田主任と彼女さんと4人でランチに行く事になってる…」

「ククク! くるみ。彼氏が出来たら急に週末の予定がビッシリね! ククク。」

「もう! からかって〜」

ハハハ!と2人で笑った。
< 93 / 435 >

この作品をシェア

pagetop