私の推しが推しじゃなくなった件
仲直り…からの…?
だめだ…

我慢しようと思っても次から次へと涙が出てくる。


「あの子どうしたんだろう?」

「別れ話でもしたのかな…」


歩いている人のそんな声も聞こえる。


別れ話どころか付き合ってもないんですけどね。


満里奈はそんなことを思いながらただただ誠に付いていくしかなかった。

そしてたどり着いたのは…


『ら、ラブホテル…?』


え!何で!!どうして!!

私たち付き合ってないよね!!

そんな雰囲気でもなかったよね!!


満里奈は混乱してクラクラしたが、誠が手を引いているため転けることも座り込むこともなかった。


つ、遂に部屋についてしまった…

どうする私!!!?


満里奈がそんなことを考えていると


「服」

『へ?』

「服。脱いで。」


ええええええええ!!!!!???

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