私の推しが推しじゃなくなった件
とにかく!!!

お昼休み美和になんて説明しよう!?

今、二人だけの秘密って言われたばかりだし…

よし。昨日のことは覚えてないことにしよう。

実際に飲みすぎて記憶なくしたことあるし!!!←ダメだろ


満里奈がそんなことを考えているとあっという間にお昼休みとなり


「さーて。昨日はどうだったのかしら??」


目をキラキラさせながら聞く美和に、満里奈は申し訳なさを感じたが


『実は…ごはん食べに行ったところまでは覚えてるんだけど…そのあと飲みすぎて記憶なくしちゃって…』

「えぇ!?」


そりゃ驚くよね…

推しの前で記憶飛ばすほど恐ろしいことは無いもん。

なにをしでかすかわからないしね…


「どうしてそんなに飲んじゃったのよ!?」

『き、緊張しちゃって…』

「まー、満里奈ならしちゃいそうだけど。」


そう言いながらお弁当の蓋を開ける美和に


失礼な!!!

私だって本当は覚えてるもん!!!

言えないだけだもん!!!


満里奈がそんなことを考えて、思わず口に出しそうになったとき


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