私の推しが推しじゃなくなった件
「満里奈おはよう。」

『美和、おはよ。』


さて、今日も仕事するぞ~。

悩みがあるときこそ仕事に集中して忘れるんだ!!!


昨日は疲れはてて寝てしまい、悩みが解決していない満里奈はずっともやもやしていた。


そんな満里奈に


「佐藤さんおはよう。」

『…大宮くんおはよ。』


誠がいつものごとく挨拶してきた。


なによ。

普通そうにしちゃって。

私はこんなに悩んでるのに!!!

…いけない。仕事に集中して忘れるんだった。


満里奈はそう思い、誠に挨拶したあとすぐに自分のパソコンに目を向けた。

そんな満里奈の行動に美和は驚き、


「ちょっと!満里奈に何かしたの!?」

「…。」


そう誠に小声で聞いていたが誠は黙ったままだ。


「なにもしてないよ。」


誠は美和にそう告げると自分の席に向かった。


なにもしてないだと?

なんとなくでキスしたくせに!!!!


結局、満里奈は一日中その事で乱されっぱなしだった。

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