同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
◇
奈桜と付き合いだして、1ヶ月ほどが過ぎた。
槙野専務には先日相談した彼女とうまくいって付き合うことになったことと、それが奈桜であることを話した。
槙野専務は、ポンと俺の肩に手を乗せ、
「よかったな。」
と言ってくれた。
大西にもその話を伝えると、ニヤッと笑って、
「おまえがあんまり告らねぇから、俺がそろそろ告るとこだったわ。」
と言われた。
「は?」
と俺が眉を寄せると、
「ウソウソ。」
と笑っていた。
なんかまんざら嘘でもない気がして、ザワザワする…。
会社では、奈桜と俺の関係性はまったく今までと何も変わらず普通に友達同士として接していたから、俺も今までどおりまったく知らない女によく告られてたし、奈桜は奈桜で今までとおり、いろんな男から高嶺の花扱いで話しかけたくても話しかけられない男たちがいつ話すきっかけをつくろうかと虎視眈々と狙っている感じだった。
奈桜の場合、本人は何も気づいてなさそうだけど、俺という男友達の存在が、他の男を近づけるのを防いでいるのは確かで、今までは加瀬も奈桜との関係を怪しまれていたので、それも他の男を近づけない防御壁となっていたのだけど、加瀬が白川と付き合い出してから、奈桜の防御壁は俺だけになってしまっていたし、1人減った分防御は甘くなってるといってよかった。
最近ではよく、いろんな男とドリンクコーナーで笑いながら話ししているのを見かける。
今も…ほら…奈桜とあれは…国内事業部の3つほど先輩と楽しく話してるじゃねーか。
奈桜と付き合いだして、1ヶ月ほどが過ぎた。
槙野専務には先日相談した彼女とうまくいって付き合うことになったことと、それが奈桜であることを話した。
槙野専務は、ポンと俺の肩に手を乗せ、
「よかったな。」
と言ってくれた。
大西にもその話を伝えると、ニヤッと笑って、
「おまえがあんまり告らねぇから、俺がそろそろ告るとこだったわ。」
と言われた。
「は?」
と俺が眉を寄せると、
「ウソウソ。」
と笑っていた。
なんかまんざら嘘でもない気がして、ザワザワする…。
会社では、奈桜と俺の関係性はまったく今までと何も変わらず普通に友達同士として接していたから、俺も今までどおりまったく知らない女によく告られてたし、奈桜は奈桜で今までとおり、いろんな男から高嶺の花扱いで話しかけたくても話しかけられない男たちがいつ話すきっかけをつくろうかと虎視眈々と狙っている感じだった。
奈桜の場合、本人は何も気づいてなさそうだけど、俺という男友達の存在が、他の男を近づけるのを防いでいるのは確かで、今までは加瀬も奈桜との関係を怪しまれていたので、それも他の男を近づけない防御壁となっていたのだけど、加瀬が白川と付き合い出してから、奈桜の防御壁は俺だけになってしまっていたし、1人減った分防御は甘くなってるといってよかった。
最近ではよく、いろんな男とドリンクコーナーで笑いながら話ししているのを見かける。
今も…ほら…奈桜とあれは…国内事業部の3つほど先輩と楽しく話してるじゃねーか。