同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
あーイラつく…。

奈桜が楽しそうに見えるから…余計…

「高柳。ちょっといい?マキノのことで。」

思わず声をかけてしまった俺。

奈桜がこちらを見る。

「あ、うん。いいけど。」

そしたら、国内事業部の先輩は、苦い顔をして、奈桜に手を振って去って行った。

俺は近くの空室の会議室に奈桜を伴って入った。

と、同時に、鍵を閉めて、壁に奈桜を押さえつけ、荒々しくキスをする。

「ちょ…」

キスの合間に反論しようとした奈桜だけど、俺のキスにその気になってきたのか、頬が上気し出してる。

俺は首筋に舌を這わせると、見えるか見えないか微妙な場所に花を咲かせた。

「陽輝。ちょっと待って…」

奈桜が俺を押し離そうとする。

「ここ、会社…まってってば…」

俺はそれでも強引にスカートの裾から手を入れようとした。

「今日、夜…行くから、ここじゃダメだよ。」

ピタリと動きを止めた俺。

え?いいの?平日だけど…?
今までは週末しかOKしなかったじゃん?

「ん…ほんと?」

「うん。今日は遅くなんないと思うから…明日はそっちから出勤する。」

「わかった。じゃ…家帰っといて…俺もなるべく早く帰るし…」

「うん…」



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