同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
Ⅴ.すれちがい…?
9.高柳奈桜
「え?もしかして…陽輝やん?」
次の日の京都観光のときだ。
わたしたちは嵐山をそぞろ歩いていたとこだった。
かわいらしい声の京都弁にわたしたちは一斉に振り向いた。
「美玖?」
隣をチラッと見ると、陽輝がちょっと眉をひそめて考えていたけど、その一瞬後に目を見開いた。
「そうやで。あんた、おっきなったなー。」
かわいらしい声に比例するかのように小さくてかわいらしい出立のその女子は、コロコロとかわいい笑い声を立ててかわいい笑顔で笑っている。
紙はボブカットにしていてちょっとばかし栗色に染めており、どうみてもわたしよりは年下に見えた。
作業着のような制服っぽい服をきており、胸のところになにやらお店の名前らしきものが刺繍してあるところを見ると、近くの和菓子屋さん?で働いているのだろうか?
「美玖は相変わらずちっちゃいなー。」
え?
ちょっとびっくりした。
陽輝が京都弁を話し始めたからだ。
京都弁、しゃべるんだ…
高校で京都のバスケの強豪校に行っていたのは知ってる。
そのときの知り合い?だろうか。
次の日の京都観光のときだ。
わたしたちは嵐山をそぞろ歩いていたとこだった。
かわいらしい声の京都弁にわたしたちは一斉に振り向いた。
「美玖?」
隣をチラッと見ると、陽輝がちょっと眉をひそめて考えていたけど、その一瞬後に目を見開いた。
「そうやで。あんた、おっきなったなー。」
かわいらしい声に比例するかのように小さくてかわいらしい出立のその女子は、コロコロとかわいい笑い声を立ててかわいい笑顔で笑っている。
紙はボブカットにしていてちょっとばかし栗色に染めており、どうみてもわたしよりは年下に見えた。
作業着のような制服っぽい服をきており、胸のところになにやらお店の名前らしきものが刺繍してあるところを見ると、近くの和菓子屋さん?で働いているのだろうか?
「美玖は相変わらずちっちゃいなー。」
え?
ちょっとびっくりした。
陽輝が京都弁を話し始めたからだ。
京都弁、しゃべるんだ…
高校で京都のバスケの強豪校に行っていたのは知ってる。
そのときの知り合い?だろうか。