同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
けど、奈桜は、頭を横にぷんぷんと振った。

「したい…一緒にいたい。陽輝がいいなら、一緒に育てたい。」

あー…ほんとに…結婚できんだな。俺。奈桜と…

って、何このプロポーズ…
こんなはずじゃなかった…
もっと、夜景の綺麗な場所とかで言うつもりだった…

それが、駅前で
会社のやつゴロゴロ通ってく中で、奈桜抱きしめて、どっちかというと奈桜から一緒にいたいとか言わせてる俺って…サイテーじゃん!

「奈桜。ごめん。こんなとこで言うはずじゃなかったけど…」

「うん。」

奈桜がキラキラした目で俺を見た。

「結婚しよ。」

そしたら奈桜が俺が知ってるサイコーの笑顔でうなずいた。

「うん。」

俺の大好きな奈桜の笑顔。
俺の人生さえ、救ってくれたこの笑顔と…
俺はずっと一緒にいれんだ…。

ありがとう。奈桜…。



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