同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~


とりあえず俺のマンションに奈桜を連れてきた。
そして、じゃこいりの和風パスタが食べたいというので簡単に作った俺のパスタをパクパクと一心不乱に俺の前で食べている。
吐くつっても食べれないわけじゃないらしい。

「めちゃおいしいよ。陽輝天才!」

けど、半分ほど食べたところで、突然食べるのをやめた。

「ちょっと休憩…」

「え?やっぱ無理なの?」

「いや…今までのかんじだと、一気に食べるとまた吐くから。30分ほどしたらまた食べてみる。」

「はぁ…そう…?」

なんか複雑だな…
女の身体ってほんとよくわからねー。

「俺わからねーけど…なんでも言ってくれ。毎食ごはんくらい作ってやるから。」

もうとりあえず、なんでもしてやる。奈桜の…っていうか今はもう奈桜と子どものためだからな…。

「うん。ありがと。」

そしてふうっと一息ついて。ぼーっと座っている奈桜。

「言えよ。早く俺に。」

俺もパスタを食べながら、奈桜の前に座った。


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