同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
「最後まで言わないうちに振り切ったっていうか…。だって、水沢くんにはこれからさき彼の人生があるし、わたしには…陽輝がいるし。」
「なぁ奈桜。詳しく聞かせて。俺、知りたいんだよ。モヤモヤしてんのやだからさ。」
やっぱり知っておきたい。奈桜と水沢の関係。
「何もないよ。ただ…水沢くんが…」
奈桜は俺を見て、ちゃんと言わなきゃと思ってくれたみたいだ。きちんと背筋を伸ばして話してくれた。
「小さいころからモデルしてたらしくて。それで一度だけ俳優やったんだって。けど、水沢建設の社長であるお父さんに、これ以上俳優するなら縁を切るといわれて、それで怖気づいて会社を継ごうと思ったらしいんだけど、ほら…あまり仕事できるタイプじゃなかったし。」
「あー。まぁな。」
「だから、あきらめてたらしいんだけどさ。あるときお昼一緒に食べたの。会社の前のイタリアンで。そしたら、女の子にTOKIYAさんのファンですって握手求められてて、それでそのときの対応が神でさぁ。」
「神?」
「そ。芸能人の神対応って感じの…。んで絶賛したら、次の日、水沢くんが出演した映画に連れてかれて演技うまくってびっくりして、なんで俳優やらないの?やればいいじゃん?って言ったらほんとに俳優に戻っちゃった。っていう…」
ふーん…
だから奈桜さんに助けられたとかそんなこと言ってたわけね…
「んで?なんで告られそうになったわけ?」
「なぁ奈桜。詳しく聞かせて。俺、知りたいんだよ。モヤモヤしてんのやだからさ。」
やっぱり知っておきたい。奈桜と水沢の関係。
「何もないよ。ただ…水沢くんが…」
奈桜は俺を見て、ちゃんと言わなきゃと思ってくれたみたいだ。きちんと背筋を伸ばして話してくれた。
「小さいころからモデルしてたらしくて。それで一度だけ俳優やったんだって。けど、水沢建設の社長であるお父さんに、これ以上俳優するなら縁を切るといわれて、それで怖気づいて会社を継ごうと思ったらしいんだけど、ほら…あまり仕事できるタイプじゃなかったし。」
「あー。まぁな。」
「だから、あきらめてたらしいんだけどさ。あるときお昼一緒に食べたの。会社の前のイタリアンで。そしたら、女の子にTOKIYAさんのファンですって握手求められてて、それでそのときの対応が神でさぁ。」
「神?」
「そ。芸能人の神対応って感じの…。んで絶賛したら、次の日、水沢くんが出演した映画に連れてかれて演技うまくってびっくりして、なんで俳優やらないの?やればいいじゃん?って言ったらほんとに俳優に戻っちゃった。っていう…」
ふーん…
だから奈桜さんに助けられたとかそんなこと言ってたわけね…
「んで?なんで告られそうになったわけ?」