同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
「なんだよ。できたなら言えよ。」
「だからできてないって。」
「みんなー。高柳にカレシできたってよー。」
「えー!うそぉ~。」
こういうときにぶりぶりと大声で話したがるのは森野さんだったりする。
「わたし高柳さんって、加瀬くんだと思ってたぁ~。」
はぁ?ないわよ加瀬なんて。
「ねぇ。向坂くん?」
「え?」
向坂はきょとんとしていて、一瞬わたしを見て、目が合った。
「加瀬は確かにありだよな。」
佐々木が腕を組んでわけのわからない森野さん理論に賛成の意を示してうんうんとうなづいている。
「高柳さんと加瀬くんっていつもコンビだもんね。」
秘書課の村居さんもうなづいている。
「加瀬は高柳のこと尊敬してるって言ってたぞ。」
SE灰田くんが相槌をうつ。
「いやないから。加瀬は一緒に仕事してるだけの後輩だって。」
「そういうとこから発展すんだよ。恋愛って。」
佐々木が意味ありげな目をこちらに向ける。
ふと見ると、森野さんが向坂に何やら耳打ちしていた。
わたしのほうをにやにや笑ってチラ見しながら。
向坂は、苦笑いを浮かべている。
なになのよ。みんな!
「とにかく!加瀬はない!」
わたしが一括すると、みんなは「おもしろくな~い。」とかいいながら、しばらくしてまた別の話題になった。
「だからできてないって。」
「みんなー。高柳にカレシできたってよー。」
「えー!うそぉ~。」
こういうときにぶりぶりと大声で話したがるのは森野さんだったりする。
「わたし高柳さんって、加瀬くんだと思ってたぁ~。」
はぁ?ないわよ加瀬なんて。
「ねぇ。向坂くん?」
「え?」
向坂はきょとんとしていて、一瞬わたしを見て、目が合った。
「加瀬は確かにありだよな。」
佐々木が腕を組んでわけのわからない森野さん理論に賛成の意を示してうんうんとうなづいている。
「高柳さんと加瀬くんっていつもコンビだもんね。」
秘書課の村居さんもうなづいている。
「加瀬は高柳のこと尊敬してるって言ってたぞ。」
SE灰田くんが相槌をうつ。
「いやないから。加瀬は一緒に仕事してるだけの後輩だって。」
「そういうとこから発展すんだよ。恋愛って。」
佐々木が意味ありげな目をこちらに向ける。
ふと見ると、森野さんが向坂に何やら耳打ちしていた。
わたしのほうをにやにや笑ってチラ見しながら。
向坂は、苦笑いを浮かべている。
なになのよ。みんな!
「とにかく!加瀬はない!」
わたしが一括すると、みんなは「おもしろくな~い。」とかいいながら、しばらくしてまた別の話題になった。