同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
◇
同期会が1番疲れのピークだったかもしれない。
連日の飲み会は2週間に及び、いくら体力のある俺でも、いい加減無理だった。
同期会の後、タクシーの中で眠り込むという失態をしでかし、挙句、高柳に部屋まで送らせることになった。
ソファの上で、なんとなく意識が戻った俺は、目の前にかすかに高柳の顔が見えて、
「うゎお!なんだよ高柳!」
と、飛び起きた。
「なんだよって…。あんたが起きないからじゃん。」
あー。やっちまった。
「もうどうしてくれんのよ。こんな時間から怖くて家帰れないし。」
何…言ってんの?
誘ってんの?高柳?
「じゃぁ泊ってけよ。」
思わず出た言葉…
俺はいいんだ。いつでも…
お前がいいなら…
けど…
はっとして我に帰ると高柳が困った顔をして俺を眺めてる。
「そこに客用布団あるからさ。そっち敷いてやるからそこで寝ろよ。
俺もちょっと疲れすぎてて、おまえ送ってくのしんどいし。今日は泊れ。な…。」
そうだ…友達の俺たちはそういう関係は…ありえない…
同期会が1番疲れのピークだったかもしれない。
連日の飲み会は2週間に及び、いくら体力のある俺でも、いい加減無理だった。
同期会の後、タクシーの中で眠り込むという失態をしでかし、挙句、高柳に部屋まで送らせることになった。
ソファの上で、なんとなく意識が戻った俺は、目の前にかすかに高柳の顔が見えて、
「うゎお!なんだよ高柳!」
と、飛び起きた。
「なんだよって…。あんたが起きないからじゃん。」
あー。やっちまった。
「もうどうしてくれんのよ。こんな時間から怖くて家帰れないし。」
何…言ってんの?
誘ってんの?高柳?
「じゃぁ泊ってけよ。」
思わず出た言葉…
俺はいいんだ。いつでも…
お前がいいなら…
けど…
はっとして我に帰ると高柳が困った顔をして俺を眺めてる。
「そこに客用布団あるからさ。そっち敷いてやるからそこで寝ろよ。
俺もちょっと疲れすぎてて、おまえ送ってくのしんどいし。今日は泊れ。な…。」
そうだ…友達の俺たちはそういう関係は…ありえない…