同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
◇
「向坂さん。ずっと好きでした。もし付き合ってる人いなかったら…付き合ってもらえないかな…なんて。」
社会人になっても全く変わらない。
女というのは、唐突に告白というのをしてくる。
向こうは俺をずっと見てるのかもしれないけど、俺はほとんどそいつを知らない。
だから、返事なんてNOに決まってんじゃん?っていつも疑問に思う。
それに、おまえも俺の何を知ってる?
って思う。
俺がどんな食べ物好きだとか、休みの日は何してるだとか、趣味は何かとか知ってるのかよ?って。
「ごめんね。悪いけど俺、君のこと知らないし。付き合えない。」
そして俺は即刻その場から立ち去る。
「あ、あの…っ」
叫んでいるけど知るもんか。ちょっとでも情をかけたらまた期待を抱かせてしまう。
「向坂さん。すみません。ちょっと教えてほしいんですけど。」
いきなりのドリンクコーナーでの告白を振り切って、デスクに戻ると白川がPC画面を見ながら呼んでくる。
「何?」
「このExcel、ここおかしくないでしょうか?計算式間違ってません?」
「向坂さん。ずっと好きでした。もし付き合ってる人いなかったら…付き合ってもらえないかな…なんて。」
社会人になっても全く変わらない。
女というのは、唐突に告白というのをしてくる。
向こうは俺をずっと見てるのかもしれないけど、俺はほとんどそいつを知らない。
だから、返事なんてNOに決まってんじゃん?っていつも疑問に思う。
それに、おまえも俺の何を知ってる?
って思う。
俺がどんな食べ物好きだとか、休みの日は何してるだとか、趣味は何かとか知ってるのかよ?って。
「ごめんね。悪いけど俺、君のこと知らないし。付き合えない。」
そして俺は即刻その場から立ち去る。
「あ、あの…っ」
叫んでいるけど知るもんか。ちょっとでも情をかけたらまた期待を抱かせてしまう。
「向坂さん。すみません。ちょっと教えてほしいんですけど。」
いきなりのドリンクコーナーでの告白を振り切って、デスクに戻ると白川がPC画面を見ながら呼んでくる。
「何?」
「このExcel、ここおかしくないでしょうか?計算式間違ってません?」