同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
Ⅲ.気持ちを伝える…そして通じたら…
5.高柳奈桜
朝から気が滅入る。
素直になろうって決めて…久しぶりに向坂と帰りが一緒になったっていうのに…。
しかもタクシーで2人きりで…
なのに、ずっと窓の外を見て、心ここにあらずって感じで…
きっと、白川さんが加瀬と帰っていったのを気にしてるんだって思うと…
悲しくなった。
素直にならなきゃって白川さんに教わったはずなのに…
なかなか…なれない。
「おはようございまっす。」
なんとなく、テンションがいつもとちがう加瀬。
「おはよ。」
「どうしたんっすか?朝からテンション低いっすね。」
加瀬ってもともとそんなに毎日機嫌がいいとか悪いとかあるやつじゃない。
だいたい気分は一定な感じでそんなにわからないんだけど、今日はなんとなくいつもより楽しそうだ。
「あんたは逆で楽しそうだね。」
「え?」
加瀬がちょっと焦った顔をする。
「何?」
「いや、そんな楽しそうでした?」
「そう見えるけど?」
「いや、ヤバイな…気ひきしめます。」
なんなのそれ。
よーわからんやつ…。
素直になろうって決めて…久しぶりに向坂と帰りが一緒になったっていうのに…。
しかもタクシーで2人きりで…
なのに、ずっと窓の外を見て、心ここにあらずって感じで…
きっと、白川さんが加瀬と帰っていったのを気にしてるんだって思うと…
悲しくなった。
素直にならなきゃって白川さんに教わったはずなのに…
なかなか…なれない。
「おはようございまっす。」
なんとなく、テンションがいつもとちがう加瀬。
「おはよ。」
「どうしたんっすか?朝からテンション低いっすね。」
加瀬ってもともとそんなに毎日機嫌がいいとか悪いとかあるやつじゃない。
だいたい気分は一定な感じでそんなにわからないんだけど、今日はなんとなくいつもより楽しそうだ。
「あんたは逆で楽しそうだね。」
「え?」
加瀬がちょっと焦った顔をする。
「何?」
「いや、そんな楽しそうでした?」
「そう見えるけど?」
「いや、ヤバイな…気ひきしめます。」
なんなのそれ。
よーわからんやつ…。