同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
目の前に向坂がいる…。
二重だけど切れ長の目にスッと通った鼻筋、形の良い唇。
形の良い眉にふわっとかかる黒髪。
普段クールで色気たっぷりなイケメンなのに、笑ったらかわいい笑顔になるところ…
全然変わってない…
ほんの一瞬なのかもしれないけれど、久々に目が合って、そんなことだけで、わたしは嬉しくておかしくなりそうだった。
3年前…わたしをマンションに送ってくれた時に最後にわたしを見て手を振ってくれた向坂がずっとわたしの心の中にいた。
その印象的な別れは…どんなに忘れようとしても忘れることができなかった…。
「あのさ…」
向坂が何か言おうとしたところへ南部課長があたふたと入ってきた。
「すまないすまない。遅くなったね。突然電話がかかってきたものでね。」
南部課長は40代のおじ様で、仕事はもちろんすごくできる人だ。
「さ、じゃぁマキノ建設のメンバーはそろったね。早速はじめよう。今回から高柳くんにメインでやってもらうからそのつもりで。」
「はい。」
「じゃぁ向坂くん。説明してもらおうかな。」
「はい。」
そしてそこから…さきほどのはにかんが笑顔はどこへやら…いつの間にか仕事モードに切り替えたビジネスマン向坂の説明がはじまった。
わたしも仕事モードに頭を切り替える。
仕事は仕事…。
そこは混同するわけにはいかない。
二重だけど切れ長の目にスッと通った鼻筋、形の良い唇。
形の良い眉にふわっとかかる黒髪。
普段クールで色気たっぷりなイケメンなのに、笑ったらかわいい笑顔になるところ…
全然変わってない…
ほんの一瞬なのかもしれないけれど、久々に目が合って、そんなことだけで、わたしは嬉しくておかしくなりそうだった。
3年前…わたしをマンションに送ってくれた時に最後にわたしを見て手を振ってくれた向坂がずっとわたしの心の中にいた。
その印象的な別れは…どんなに忘れようとしても忘れることができなかった…。
「あのさ…」
向坂が何か言おうとしたところへ南部課長があたふたと入ってきた。
「すまないすまない。遅くなったね。突然電話がかかってきたものでね。」
南部課長は40代のおじ様で、仕事はもちろんすごくできる人だ。
「さ、じゃぁマキノ建設のメンバーはそろったね。早速はじめよう。今回から高柳くんにメインでやってもらうからそのつもりで。」
「はい。」
「じゃぁ向坂くん。説明してもらおうかな。」
「はい。」
そしてそこから…さきほどのはにかんが笑顔はどこへやら…いつの間にか仕事モードに切り替えたビジネスマン向坂の説明がはじまった。
わたしも仕事モードに頭を切り替える。
仕事は仕事…。
そこは混同するわけにはいかない。