同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~


あ…
目が覚めたら、温もりがあって…
そして目の前に陽輝の整った顔があって…
スースーと規則正しい寝息を感じた。

ふさふさの長い睫毛が、色黒のスッキリ整った顔立ちに映えている。

好きって。
言ってくれた…。
ウソみたい…

昨日まであんなに悩んでたのに…

しかも…会った時からって…

思わず赤面する…。

わたし岳人いたからなぁ…
気づかなかったけど…

わたしだって、たぶん、もう内定式には好きだったんだと思う。

けど、最終面接の時からって…。
また考えて赤面してたら陽輝が目覚めた。

「ん?起きたの?」

「うん。おはよ。」

「何時?」

「もうお昼?っぽい。」

「そうなの?もうちょっと寝よ。」

「陽輝。」

「ん?」

半分目を開けた、陽輝のイケメンなこと…
かっこよすぎて…やっぱり誰にも見せたくないし…

「好き。」

わたしは朝からハイテンション気味にまたキスした。
昨日あんなにしてもまだ足りない。

陽輝は一瞬ぽかんとしてすぐに真っ赤になった。

「バカ…」

「なによ。それ。」

「だって奈桜が俺に好きって言ったの初めてだし…」

「え?そうだっけ?」

「もう。おまえ…反則。」

そして陽輝から今度は激しいキス。

もうもう…朝からどうしようもない…。


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