同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
ひととおりイチャイチャしたあと、お腹が減ったので、ベーコンエッグトーストとツナマヨトーストを焼いて、コーヒーを入れた。

そして食べながらスマホチェックすると、裕理からLINEがバシバシ入っている。

「あ、裕理。心配してくれてる…」

「ん?」

同じくスマホを見ていた陽輝が横からのぞいた。

「あー。裕理がね。昨日わたしが帰る時泣きそうだったから心配してくれてる。」

「ハハ…。俺もだ。」

「ん?」

同じくスマホ画面を覗く。

「輝だよ。」

大西からの昨日のわたしの様子LINE…

知ってたんだ…
だからあんなに陽輝の近況ばっかわたしに教えてくれてたのか…

「ねぇ。陽輝。わたしたち…のこと会社で内緒にするの?って…わてしたちってこれから…つ…」

「付き合うに決まってんだろ?今更、好きだけど付き合わないつー年齢かよ?」

「だよね。」

なんだか。ホッとする。

そして改めてわく充実感…
好きなんだなーって実感…

たぶんにこにこしながら陽輝を眺めてたんだろうと思う。

テーブルに向かい合わせて座ってたのに、陽輝は身を乗り出して、またキス…。

「どうする?おまえがやりたいように…俺は合わせる。俺はバレても全然ヘーキだけど、女はいろいろあんだろ?」

「うん。陽輝ファンたちから恨まれて会社で生きにくくなりそう…」

「じゃあ会社では今まで通りってことで。会いたきゃいつでも来るし、来いよ。近いんだし。」

あれ?

「ねぇ。大阪から戻ってきてウチの近くだったのって…」

「ああ、わざとだよ。悪いか!」

そしてまたキス。

もう…ほんとに…ダメだ…


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