同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~


結局、週末はベッタリ…ずっと一緒にいたわたしたち…

夜ご飯の買い出しにも2人で行って、一緒に作ったり…

日曜日には、逆に陽輝の家に行って、そっちで過ごし、陽輝は合鍵をくれた。
もちろんわたしも渡したし…

2日前のことを思うと夢の中にいるみたい…だ。

「おめでと。」

月曜日の昼ご飯は当然裕理の質問タイムとなった。

「うん。ありがと…」

「ながかったねー。」

「ん。まぁね。」

「わたしも…決まったよ。結婚。」

「ほんと?」

裕理は嬉しそうに笑った。

「彼、この間やっと資格試験合格したの。だから、来春、式あげるから。来てね。」

「もちろん!」

幸せそうな裕理の左手薬指にはリングがキラリと光っている。

裕理は仕事は続けると言った。

「じゃなきゃやってけないよー。彼の給料だけじゃねー。」

ってことらしい。

現実的…。

まぁ…わたしには…まだまだ遠い話…ではある…。

とりあえず今は…幸せ…だからそれでいっか…。


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