きらめく星と沈黙の月～番外編～

こんな風にあっさり舞い上がってしまうから、放置されるのかもしれない。


“たまには怒りなよ”


陽菜のアドバイスがよぎる。


そう…だよね。


たまには言いたいこと言わないと、こっちだってストレスだし。


「大切に思ってるなら、もっと連絡してくれてもいいじゃん。私が連絡しても、テンプレの返事しか返ってこないし。もっと電話だってしたいし、直接会いたいよ。そんなに忙しいの？ホントに会う時間もないくらい練習三昧なの？それに、私には素っ気ないのに女子アナや女性ファンには優しいじゃん。そういうのもヤダ！女性ファンに優しくするなら私にもそうしてよ。いつも私から連絡とってばかりで、碧からは何もない。私に興味ないの？私が大学で何してるとか、どんなサークルに入って、どんな友だちがいるかとか、気にならないの？そんなだから、もう私のことは好きじゃないのかなって考えちゃうの。私のことはどうでもいいのかなって思っちゃうの」


チクっと嫌味を言うだけにしようと思ったのに、１度口開くと止まらなかった。