愛してしまったので離婚してください
「俺たちにはちゃんと時間がある。これから、いっぱい。未来は明るい。」
すがすがしささえ感じるような雅の表情に私もつられて笑う。

「愛してる。」
何度も何度も雅は”愛してる”を私に贈ってくれる。

私は精一杯微笑みながら雅に返す。

愛していると・・・。

「愛してるから、そばにいてください。」
雅からのプロポーズのような言葉に、私は涙を流しながら頷き返事をする。

「愛してるから、そばにいてください。」と。
< 232 / 251 >

この作品をシェア

pagetop