愛してしまったので離婚してください
保育器の前で車椅子をとめると、雅は保育器の高さを下げてくれた。
初めて見る我が子の姿に私は涙が次々にあふれ出して、何度も涙を拭う。
ちゃんと見たいのに、涙が邪魔する。
保育器の中ですやすやと眠る我が子。
こんなにも温かく湧き上がってくる感情を今まで知っていただろうか。
経験のない自分自身の中からあふれ出す感情に、私は涙をとめられないまま赤ちゃんを見つめる。
「ごめんね・・・元気に産んであげられなくて・・・あなたのタイミングで産んであげられなくて・・・ごめんね・・・」
保育器のガラス越しに謝る私の肩を、雅が抱き寄せてくれる。
「違うだろ。生まれてくれてありがとうだ。俺たちをパパとママにしてくれてありがとうだ。俺たちを繋いでくれてありがとうだ。」
雅が微笑みながら私を見つめる。
初めて見る我が子の姿に私は涙が次々にあふれ出して、何度も涙を拭う。
ちゃんと見たいのに、涙が邪魔する。
保育器の中ですやすやと眠る我が子。
こんなにも温かく湧き上がってくる感情を今まで知っていただろうか。
経験のない自分自身の中からあふれ出す感情に、私は涙をとめられないまま赤ちゃんを見つめる。
「ごめんね・・・元気に産んであげられなくて・・・あなたのタイミングで産んであげられなくて・・・ごめんね・・・」
保育器のガラス越しに謝る私の肩を、雅が抱き寄せてくれる。
「違うだろ。生まれてくれてありがとうだ。俺たちをパパとママにしてくれてありがとうだ。俺たちを繋いでくれてありがとうだ。」
雅が微笑みながら私を見つめる。