ダンスの新星!!~私の秘密は元トップアイドル~
――なっ、なんでそんなに私を見てくるのっ。……あ、もしかして。 いくら可愛い衣装でも、こんな自分が着たら台無しかもしれない……律はそんな気持ち
になってくる。
「えっとぉ……衣装、似合ってない?」
恐る恐る聞く律に新條は、すぐに答えた。
「いや可愛いです」
「可愛い? あ、……衣装がね」
「いや、先輩が」
「からかわないで!」
律は声を荒げた。だが内心ではドキドキしている。
「からかってないですよ。マジです」
ドッドッドッ。心臓の音がうるさい。
「俺――先輩を好きになりました」
信じられない言葉が、新條の口から飛び出した。
――私の聞き間違い……かな? だって、私のこと『好き』だなんて……。
「ええと……もっかい……言ってくれる?」
「聞こえなかったんですかぁ? はぁ、まったく先輩はそういうところが……。いいですよ、何十回でも、何万回でも言ってやりますよ!」
呆れながらも新條は、律を正面から優しく抱きしめる。そして、耳元で。
「好き」
シンプルに、そう言った。
――聞き間違いじゃなかったー! 『好き』って。私のこと『好き』ってはっきりと……! どうしよ、私たぶん、顔真っ赤だ。年下のくせに何で新條はこんなに余裕そうなんだろう。
ドッドッドッ。ドッドッドッ。全然収まる様子もない心臓の音。
になってくる。
「えっとぉ……衣装、似合ってない?」
恐る恐る聞く律に新條は、すぐに答えた。
「いや可愛いです」
「可愛い? あ、……衣装がね」
「いや、先輩が」
「からかわないで!」
律は声を荒げた。だが内心ではドキドキしている。
「からかってないですよ。マジです」
ドッドッドッ。心臓の音がうるさい。
「俺――先輩を好きになりました」
信じられない言葉が、新條の口から飛び出した。
――私の聞き間違い……かな? だって、私のこと『好き』だなんて……。
「ええと……もっかい……言ってくれる?」
「聞こえなかったんですかぁ? はぁ、まったく先輩はそういうところが……。いいですよ、何十回でも、何万回でも言ってやりますよ!」
呆れながらも新條は、律を正面から優しく抱きしめる。そして、耳元で。
「好き」
シンプルに、そう言った。
――聞き間違いじゃなかったー! 『好き』って。私のこと『好き』ってはっきりと……! どうしよ、私たぶん、顔真っ赤だ。年下のくせに何で新條はこんなに余裕そうなんだろう。
ドッドッドッ。ドッドッドッ。全然収まる様子もない心臓の音。