ダンスの新星!!~私の秘密は元トップアイドル~
はるな先生は目をキラキラさせた。稀にいるのだ、トップアイドル同士の熱愛報道に盛り上がっている人が。はるな先生もその一人だった。律は肩透かしを食らった気分になったが、それでも言うべきことはちゃんと言った。
「熱愛報道は捏造です」
「ええ~そんな誤魔化さなくていいのに~。最初は私もね、あの性格真逆の二人が? ってびっくりしたわよ、でも今は凸凹コンビで面白……じゃなくて、良いなって思ってるの。本当のこと教えて、新條を追ってきたんでしょ?」
「追ってって? どういう意味ですか?」
そこで初めて律は、新條もこの学校の生徒だということを知った。
約束ははるな先生の方からしてくれた。「あんたの正体は、誰にも言わないから安心して。あんたとあたしだけの秘密だよ」と。
それ以来、ありがたいことにはるな先生はきちんと約束を守ってくれている。時々、先ほどの様に誰も居ない場所では芸名を出してはくるけれど。
きっと、熱愛報道が捏造だとは信じてくれてないんだよね。万が一信じてくれてるとしても、二人がくっついたら面白いのに~くらいには思ってるだろうな。はるな先生から批判をぶつけられるわけじゃないから、まあ、いいか……。
律はとりあえず、これで良しとしている。
「熱愛報道は捏造です」
「ええ~そんな誤魔化さなくていいのに~。最初は私もね、あの性格真逆の二人が? ってびっくりしたわよ、でも今は凸凹コンビで面白……じゃなくて、良いなって思ってるの。本当のこと教えて、新條を追ってきたんでしょ?」
「追ってって? どういう意味ですか?」
そこで初めて律は、新條もこの学校の生徒だということを知った。
約束ははるな先生の方からしてくれた。「あんたの正体は、誰にも言わないから安心して。あんたとあたしだけの秘密だよ」と。
それ以来、ありがたいことにはるな先生はきちんと約束を守ってくれている。時々、先ほどの様に誰も居ない場所では芸名を出してはくるけれど。
きっと、熱愛報道が捏造だとは信じてくれてないんだよね。万が一信じてくれてるとしても、二人がくっついたら面白いのに~くらいには思ってるだろうな。はるな先生から批判をぶつけられるわけじゃないから、まあ、いいか……。
律はとりあえず、これで良しとしている。