ダンスの新星!!~私の秘密は元トップアイドル~
曲は多数決で「ダイヤモンド・ガール」に決まった。律が所属していたグループFlower Moonの代表曲だ。アイドルらしい、元気いっぱいでキャッチーなメロディが特徴的。
その曲にダンス係が全部振り付けをする。体育祭で披露するのは創作ダンスであるため、ミュージックビデオの振り付けを全部真似る、なんて事は学校側から禁止されているらしいのだ。
まずくじ引きでペアをつくる。次にそのペアで協力して振りを付ける。最後に各ペアが考えた振りを繋ぎ合わせ一曲分の振りを完成させるという流れだ。どのペアの割り当ても等しくツーエイト、つまり四小節分だ。
――「ダイヤモンド・ガール」は、私にとって特に思い入れのある曲なんだ。あのポジティブな歌詞を歌ってると、何度も勇気が湧いてきたんだよね。大好きな曲だけど……聞いたら嫌でもアイドル時代のことを思い出しちゃうよ。厄介なことになったなぁ……。
律は複雑な心境でくじを引く。その紙に書いてある番号が同じ人とペアになるルールだ。
「ねぇねぇアサヒくん、何番だった?」
くじを引き終わった女子達にどんどん囲まれていく新條。皆自分の番号と同じじゃないかと期待している様子だった。
「俺、七番」
その曲にダンス係が全部振り付けをする。体育祭で披露するのは創作ダンスであるため、ミュージックビデオの振り付けを全部真似る、なんて事は学校側から禁止されているらしいのだ。
まずくじ引きでペアをつくる。次にそのペアで協力して振りを付ける。最後に各ペアが考えた振りを繋ぎ合わせ一曲分の振りを完成させるという流れだ。どのペアの割り当ても等しくツーエイト、つまり四小節分だ。
――「ダイヤモンド・ガール」は、私にとって特に思い入れのある曲なんだ。あのポジティブな歌詞を歌ってると、何度も勇気が湧いてきたんだよね。大好きな曲だけど……聞いたら嫌でもアイドル時代のことを思い出しちゃうよ。厄介なことになったなぁ……。
律は複雑な心境でくじを引く。その紙に書いてある番号が同じ人とペアになるルールだ。
「ねぇねぇアサヒくん、何番だった?」
くじを引き終わった女子達にどんどん囲まれていく新條。皆自分の番号と同じじゃないかと期待している様子だった。
「俺、七番」