ダンスの新星!!~私の秘密は元トップアイドル~
律は深川さんの勢いに触発されて、さっきより振り付けのやる気が上がった。新條も律と同じみたいだった。
「『きらめく君の笑顔が~』の歌詞の部分の振り、こんなんどうかな? ありきたりすぎ?」
「ちょいアレンジして、こういう振りはどうですか?」
「いいね。それにしよ!」
律がアイデアをポンポン出し、行き詰まると新條が助言する。この流れがいつのまにか出来ていた。二人で試行錯誤しながら、どんどん進めていく。
そして。ついに。
「「完成~~~~~~~~!!」」
「振りのアイデアが無限に出てくるんだもんなー。先輩、やっぱすげぇや」
ばったーん、と地面に大の字になって寝っ転がる新條の傍に、律は腰を下ろす。
「いや、新條だって色んなアドバイスしてくれたじゃない」
「俺、役に立ったってことですか?」
律の口から何気なく漏れた言葉に、新條は食いついてきた。
まぁ確かに、私一人じゃ、ここまでのクオリティにはならなかっただろうな……。
そうは思うけれど、律はなかなか素直になれない。
「これくらい私一人でもできたけどねっ」
「……ですよね……。あとはダンス係への振り入れですね」
「うん……」
それが済めば、ペアでの仕事は終わり。
――新條とペアを解散したくて早く終わらせることばかり考えていたけど、意外とあっという間だったなぁ……。
「『きらめく君の笑顔が~』の歌詞の部分の振り、こんなんどうかな? ありきたりすぎ?」
「ちょいアレンジして、こういう振りはどうですか?」
「いいね。それにしよ!」
律がアイデアをポンポン出し、行き詰まると新條が助言する。この流れがいつのまにか出来ていた。二人で試行錯誤しながら、どんどん進めていく。
そして。ついに。
「「完成~~~~~~~~!!」」
「振りのアイデアが無限に出てくるんだもんなー。先輩、やっぱすげぇや」
ばったーん、と地面に大の字になって寝っ転がる新條の傍に、律は腰を下ろす。
「いや、新條だって色んなアドバイスしてくれたじゃない」
「俺、役に立ったってことですか?」
律の口から何気なく漏れた言葉に、新條は食いついてきた。
まぁ確かに、私一人じゃ、ここまでのクオリティにはならなかっただろうな……。
そうは思うけれど、律はなかなか素直になれない。
「これくらい私一人でもできたけどねっ」
「……ですよね……。あとはダンス係への振り入れですね」
「うん……」
それが済めば、ペアでの仕事は終わり。
――新條とペアを解散したくて早く終わらせることばかり考えていたけど、意外とあっという間だったなぁ……。