ダンスの新星!!~私の秘密は元トップアイドル~
トラブル発生!ダイヤモンドガールは校則違反?
「えー、ではまず新條&月影ペア、進捗状況を教えてくださーい」
「俺たちは完成したぜっ」
「ではでは、衣装制作の方はー?」
「明日、ダンス係全員に、衣装合わせをしてもらおうと思ってまーす!」
「よしよし。どちらも、順風満帆ですねぇ」
ダンス会議に、律は今日も参加している。もちろん、新條も。
もう何度目かわからないダンス会議。ここまでダンス係と顔を合わせていると、徐々に仲間意識が芽生えてきた。それは律だけではなく、皆も同じらしい。最初の頃と比べて、随分とアットホームな雰囲気になった。報告が終わり、皆和やかに会話し始めた――その時だった。
「失礼する」
突然教室の外から響いた低い声に、律だけでなくその場にいる全員が振り返る。
冷徹そうな中年男性がやって来た。校長だ。
白髪まじりの髪をオールバックにし狐の目のような形をしたフレームの眼鏡をかけたその姿からは、隙が感じられない。
「体育祭のダンスで、ダイヤモンドガールという曲を使うそうだな」
「……そうですが、何か?」
「俺たちは完成したぜっ」
「ではでは、衣装制作の方はー?」
「明日、ダンス係全員に、衣装合わせをしてもらおうと思ってまーす!」
「よしよし。どちらも、順風満帆ですねぇ」
ダンス会議に、律は今日も参加している。もちろん、新條も。
もう何度目かわからないダンス会議。ここまでダンス係と顔を合わせていると、徐々に仲間意識が芽生えてきた。それは律だけではなく、皆も同じらしい。最初の頃と比べて、随分とアットホームな雰囲気になった。報告が終わり、皆和やかに会話し始めた――その時だった。
「失礼する」
突然教室の外から響いた低い声に、律だけでなくその場にいる全員が振り返る。
冷徹そうな中年男性がやって来た。校長だ。
白髪まじりの髪をオールバックにし狐の目のような形をしたフレームの眼鏡をかけたその姿からは、隙が感じられない。
「体育祭のダンスで、ダイヤモンドガールという曲を使うそうだな」
「……そうですが、何か?」