ダンスの新星!!~私の秘密は元トップアイドル~
作戦Bとは……理事長を褒めて褒めて褒めちぎる作戦のことで、ここに来るまでに新條が提案してきた作戦のうちの一つだ。
うんうんと皆頷く。
「コソコソ何を話しているのですか?」
「理事長、パンフレットの写真より、実物の方が美人だよなーって話してたんだよ」
新條の歯の浮くような台詞で、理事長は目が点になった。
「こんな絶世の美女が俺たちの学校の理事長だなんて、誇りに思うっス!」
小松くんもオーバーすぎる程に褒める。
「お若いですよねー。おいくつですか? 三十歳くらい?」
深川さんもなかなかのわざとらしさだ。
ちょっとみんな~、クサすぎる台詞は疑われるよ~っ。そう思った律は、
「お肌綺麗ですね。スキンケアはどこのメーカー使ってるのか教えてください!」
ほどほどにヨイショしておいた。
律の後にも、皆、思いついた褒め言葉をポンポンと言っていく。
「今度他校の奴らに自慢しようぜ! なっ!」
最後に皆笑顔で、新條の台詞にうんうんと頷いた。
ちょっとは心に響いてるといいけど……と思いながら律は固唾を飲む。
理事長の口元が緩んだ。
「まったく……。ダンスを見せなさい。その出来栄え次第ですね」
――よしっ! 作戦B成功、第一関門突破だ!
うんうんと皆頷く。
「コソコソ何を話しているのですか?」
「理事長、パンフレットの写真より、実物の方が美人だよなーって話してたんだよ」
新條の歯の浮くような台詞で、理事長は目が点になった。
「こんな絶世の美女が俺たちの学校の理事長だなんて、誇りに思うっス!」
小松くんもオーバーすぎる程に褒める。
「お若いですよねー。おいくつですか? 三十歳くらい?」
深川さんもなかなかのわざとらしさだ。
ちょっとみんな~、クサすぎる台詞は疑われるよ~っ。そう思った律は、
「お肌綺麗ですね。スキンケアはどこのメーカー使ってるのか教えてください!」
ほどほどにヨイショしておいた。
律の後にも、皆、思いついた褒め言葉をポンポンと言っていく。
「今度他校の奴らに自慢しようぜ! なっ!」
最後に皆笑顔で、新條の台詞にうんうんと頷いた。
ちょっとは心に響いてるといいけど……と思いながら律は固唾を飲む。
理事長の口元が緩んだ。
「まったく……。ダンスを見せなさい。その出来栄え次第ですね」
――よしっ! 作戦B成功、第一関門突破だ!