キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
「おぉそうだな!! クラスメートの仲がいいのは良いことだ」

                
よかった。               
                    
            
本人の言葉というのもあり、教室全体が納得している。             
                 
             
危うく教室中、いや学年中の女子に目の敵にされるところだった。         
                
       
まぁ隣の席というのも危ないけど。     

                   
「今朝はありがと」           
                    
                    
女子の注目を浴びているのを感じて、そっけなく一言だけ言う。          
               
       
イケメン……じゃなかった、山中くんは何か言いたげだったけど、ちょうど授業が始まり、何が言いたかったのかは分からなかった。   
                    
                    
その日、下校時間も2時と早く、私が山中くんと学校で話をすることはかなわなかった。


あれは、本当に凄かった……

< 11 / 111 >

この作品をシェア

pagetop