キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
「君!! 名前は!?」         
                    
   
突然目を丸くしたイケメンは、私に飛びかかる勢いで聞いてくる。          
                    
                    
普通そうゆうのは助けられた側が聞くんじゃないの?                
                    
                    
イケメンの考えることはわからない。    
                   
                    
そう思いながらも、素直に答える。    
                    
                    
「島崎、綾音です」            

                    
すると、目の前のイケメンはなぜか、長年探し求めていたお宝を目の前にしたみたいな、キラッキラの笑顔を私に向けたあと、    
                   
                    
「あっ俺今日早めに行かなきゃなんだった。ごめんね。またね!」          
                    
                   
そう言ってどこかに消えていった。    
                    
                
……そういえば、同じ学校の制服だったな。   
      
                  
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