キャラメル頭の君と、１ヶ月の同居ラブ｡

自分の気持ちと、恋敵と、すれ違い

自分の気持ち。

「ここの火加減は……次にこれをいれて……」


料理は実に順調に進んだ。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
やっぱり筋がいい。　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
「出来た～！　蒼お皿ならべよ！！」


食事ができたら次は食卓の準備。　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
それが終わって初めて椅子に座る。　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
今日も私達は向かい合って座った。　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　
「「いただきます」」　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
「うん。ちゃんと出来てるね！！　どう？　おいし？」　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うん。おいしいよ」　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
ふわりと笑う蒼は､いつも通りのハズなのに、いつもよりドキドキする。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
あっ……蒼、笑うとほくろが隠れるんだ……　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
蒼の目尻には、普通なら気付かないほどの、小さなほくろがある。　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　

可愛い……好きだな……


……え。