キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
蒼の耳が、赤い?          
                 
               
顔は平然としているのに、耳がやっぱり赤い。              
              
                 
私にあんなに簡単にキスしてみせたのに、こんなことで恥ずかしがるの?     
                 
                
私の視線に気付いた蒼は、パッとそれを手で隠す。              
              
                
可愛い。             
                
                  
やっぱり、私蒼のこと……だって、蒼のこと考えるだけで、こんなにもドキドキしてる。
                  
                
その日はお互い一言も喋らず、いつもの読書タイムも、普段の倍以上静かに終わっていった。
     


翌日。         
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